環境音レイヤーを重ねる
完成したマスター音源に、雨音などの環境音を重ねられます。音楽だけでは空間が静かすぎるときや、作業・睡眠向けの雰囲気を加えたいときに、マスターを作り直さず仕上げの工程で環境音を合成できます。
チャンネル全体で共通の音量を使う方法と、Audio Studio でファイルごとに調整する方法があります。
できること
- 雨音などの WAV をマスター音源の長さに合わせて重ねる
- チャンネル共通の音量とフェードインを skill-config で調整する
- Audio Studio で環境音ごとの値を調整し、マスターを再出力する
- 環境音が用意されていないチャンネルでは、従来どおりマスター音源をそのまま使う
始める前に
チャンネルリポジトリの branding/rain_layers/ に、rain_*.wav という名前の環境音ファイルを配置します。たとえば branding/rain_layers/rain_window.wav が対象になります。
対象ファイルが 0 件、またはディレクトリが無い場合、finalize は正常終了し、master.mp3 を変更しません。環境音レイヤーを使わないチャンネルへの影響はありません。
探索先のディレクトリ名とファイル名のパターンは skill-config の audio.finalize.ambient_layers.dirname と audio.finalize.ambient_layers.glob で変更できます。
/music --master で重ねる
環境音を配置したら、コレクションのマスター化を /music --master で実行します。この工程では内部で yt-finalize-master が呼ばれ、環境音を合成した結果で 01-master/master.mp3 を更新します。
/music --master
コマンドを直接使う場合は、コレクションディレクトリで次を実行します。
uv run yt-finalize-master
別の場所から実行するときは、対象コレクションのパスを引数に渡します。
uv run yt-finalize-master <collection-path>
音量とフェードインを調整する
チャンネル共通の仕上がりは、skill-config の audio.finalize.ambient_layers.* で調整します。主に使う値は次のとおりです。
volume_db: すべての環境音に適用する音量fadein_s: 再生開始時のフェードイン時間fadein_curve: フェードインのカーブlayers.<filename>: 特定の WAV だけに適用する上書き値
設定できる全項目、既定値、記述例は music skill のマスター化手順を参照してください。
ファイルごとに聞き比べながら調整したい場合は Audio Studio を使います。Audio Studio で環境音ごとの音量やフェードインを変更して保存すると、20-documentation/audio-adjustments.json の finalize に値が記録され、その内容からマスターを再出力できます。
Audio Studio に保存された audio-adjustments.json::finalize の値は skill-config より優先されます。まず skill-config でチャンネル共通の基準を決め、個別に整えたいコレクションだけ Audio Studio で上書きすると、どの設定が使われるかを判断しやすくなります。